思春期から成人初期にかけて発症するケースが多い心の病です。
他人の目が異常に気になってしまい、不安感や恐怖を感じてしまいます。肉体面でも息苦しさや動悸などの症状として現れてきます。そのため、日常生活でも人目に付く行動を避けるようになります。この状態が長期間に慢性化することでうつ病などの精神疾患につながることもあります。
適応障害は、会社や学校などの環境と人間関係において、その状況がとても辛く苦しく感じてしまいます。精神面の苦痛は肉体面にも症状として現われてくる心の病です。
精神面の症状では、不安感、イライラ、気分の落ち込み、憂うつ感、気力の低下がみられます。
身体面の症状では、頭痛、だるさ、めまい、動悸がみられます。
強迫性障害には強迫観念と強迫行為があります。
強迫観念は「意味がない」「適切ではない」とわかっていながらも、浮上してくるイメージや思考から離れられません。この強迫観念をなんとかなくしたいという不安から強迫行為として「意味がない」「適切ではない」と自覚しながらも過剰な行為として行ってしまいます。
強迫行為には、「手を頻繁に洗う」「鍵を何度も閉める」「火の元を閉める」などの傾向があります。
前触れもなく突然に、めまい、動悸、呼吸苦、吐き気、震え、発汗、震えなどの発作が起こり、本人は死んでしまうのではないかという強い恐怖感に襲われ、その後もまたいつあの状態になったらどうしようという予期不安が常にあり日常生活に支障をきたしてしまいます。
自分が自分をコントロールできないという予期不安はパニック発作が起きやすい場所や状況を避けるようになります。